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第一級陸上無線技術士(一陸技)を過去問で合格するためには何期分勉強すればいいのか?【当サイト独自】

本記事は、一陸技を勉強していく際に、どの程度の過去問を遡ることで試験に合格できるのかというのを統計的に分析しています。

一陸技の問題は、基本的には殆どが過去問から出題されており、新しいタイプの問題も出題されますが、それでも全体25問中で見れば、1〜2問程度といったところです。

つまり過去問さえ、しっかり解けるようになっておけば十分合格可能な国家資格と言えるわけですね。

今回は皆さんのそんな疑問に、当サイトで保有する試験データを基に、「今期の問題は、過去何期分の過去問からの出題なのか?」について徹底的に分析して見ました。

今回の分析手法は、当サイト独自のものになるので、見解が多少異なる場合もありますが、あくまでも参考程度にご覧ください。

一陸技の次回試験日:2025年7月8日
試験日まであと103

当サイトに掲載している過去問を元に、一陸技アプリにて試験勉強ができるようにしてありますので、よろしければ勉強用に使ってください。

アップデート後に上手く動かない場合には一旦ブラウザのキャッシュをクリアしてください

目次

分析の手法

※2025年1月20日追記 分析手法を改良し修正しました
※2025年2月21日追記 分類精度を向上し修正しました

先ずは結果よりも先に分析の手法を簡単に解説しておきます。

当サイトでは、機械学習を用いた独自の手法により、今まで出題されてきた過去の問題を分類分けしています。

この分類情報を用いて、今期の出題パターンと同じ出題パターンが、何期前に過去に出題されたかどうかというのを分析しています。

つまり、今回の第4問は、5期前の過去問のパターンが同じであることから、5期前の過去問を解けるようになっていけば、今期の問題も解けたはずという前提になっています。

正確なところを言えば、似たような問題を論理的に解けるようになってさえいれば、5期前ではなく3期前でも問題なかったということもあるかと思いますが、今回はあくまでも「当サイトの分類基準で」というものになっています。

また基本的に今回の分析の中で1期という場合には、正確には期中の1回目(午前)と2回目(午後)が含まれます。

ただ午前と午後に関しては基本的に似たような分類の問題が出題されているので、今回の分析結果で4期分という場合には、1月期(午前・午後)+7月期(午前・午後)の2年分というように理解してください。

さらに、基本的に各回では新しいパターンの問題や、随分昔の問題が急に出題されたりします。ただ試験合格を考えれば6割合っていれば合格なので、こういった外れ値は除いています。

一陸技・無線工学の基礎は3〜4期前後

早速先ずは、工学についての結果になります。

今回分析しているのは、過去の平成22年1月期〜令和6年7月期における、無線工学の基礎の出題傾向になります。

以下が各期での過去問出題傾向になります。

分類の仕方により多少のバラつきはありますが、令和3年をピークに過去問パターンの再利用の傾向が直近化しています。これは、近年の通信分野では、5GやIoT、クラウド、AIなど新しい技術が急速に進展しています。

試験問題もこれらの新技術を反映させる必要があり、「古い問題では扱えない内容」が増えていると考えられます。5Gなどの新しい技術の問題の割合が増え、全体としての出題傾向としては3期〜4期程度の過去問からの出題というように言えるかと思います。

つまり約2年分の過去問を解けるようになっておけば、ほぼ一陸技の無線工学の基礎問題の対策は十分(合格圏内)ということが言えそうです。

一陸技・法規は3〜4期前後

次に、法規の方の分析になります。

法規の方も同様に、過去の平成22年1月期〜令和6年7月期における、法規の出題傾向になります。

法規の場合はそもそもの問題数が少ない(工学25問→法規20問)ので、その分の分析データが少なくなっているので、精度については参考程度になるかもしれません。

全体的な傾向を見てみると法規に関しては、無線工学の基礎と同様に、令和3年をピークに過去問パターンの再利用の傾向が直近化しています。

最近の傾向としては、過去3〜4期程度からの出題傾向が読み取れそうです。つまり、こちらも2年程度の過去問を解けるように勉強する必要がありそうです。

一陸技・工学Aは3〜4期前後

次は、工学Aの分析結果になります。

工学Aの方も同様に、過去の平成22年1月期〜令和6年7月期における、工学Aの出題傾向になります。

全体的に直近の試験に関しては3〜4期前からの出題が多いという分析結果になっていますが、分析手法の問題もあると思うので、大きな傾向として確認しています。

なかなか工学A/Bはそもそも難易度が高いので勉強も難しいのですが、傾向としては過去1年半〜2年分の過去問が解けるようになっていればOKと言えそうです。

一陸技・工学Bは3〜4期前後

次は、工学Bの分析結果になります。

工学Bの方も同様に、過去の平成22年1月期〜令和6年7月期における、工学Bの出題傾向になります。

こちらも同様に3〜4期前の過去問からの出題傾向が多いような印象です。

なので、2年分の過去問が解けるように理解しておけば工学Bに関しても大丈夫そうですね。

直近の問題は出題されない?

またその他の出題傾向になりますが、直近問題を省く必要があるかどうかですが、今回当サイトで分析した結果では、1期前の問題も普通に出題されていることが確認できました。

具体的には2〜3問程度は再利用されています。そのため、直近の問題よりは2期〜4期ぐらい前のものからの出題傾向が高いとは言えそうですが、全く出ないというようにも感じではありません。

効率的に勉強していくのであれば、戦略的に1期前のものを省いていくということもなくはないと思いますが、個人的には、特に直近の出題問題の勉強を省く必要はなく、あくまでも3〜4期(2年分)の過去問をしっかりと勉強すれば、問題なく合格できるかと思います。

まとめ

今回は、一陸技の過去問を分析して、出題傾向と何期分の過去問勉強が必要かを分析して見ました。

あくまでも当サイトでの分類での分析結果になりますので、実際の試験内容と比べるとちょっと違うなどもあるかもしれませんが、あくまでも勉強の参考として考えて頂ければ幸いです。

それでは皆さん是非参考にして見てください。

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