学習状況が一目でわかる学習レポート機能!ログインして学習効率UP!

キャパシタンス

- キャパシタンス -

「キャパシタンス」という用語は、電気回路においてコンデンサーの持つ静電容量を示します。静電容量は、コンデンサーが電荷を蓄える能力の指標で、単位はファラッド(F)で表されます。具体的には、キャパシタンスはコンデンサーにかかる電圧(V)に対して蓄えられる電荷(Q)の比率として定義されます。式で表すと、C = Q/V となります。

キャパシタンスの値は、コンデンサーの構造や材料、プレートの面積、プレート間の距離に依存します。面積が大きいほど、またプレート間の距離が小さいほど、キャパシタンスは大きくなります。また、プレート間に挿入される絶縁体の種類もキャパシタンスに影響を与えます。絶縁体の誘電率が高いほど、より多くの電荷を蓄えることができます。

キャパシタンスは、交流回路やフィルター回路、発振回路など、さまざまな電気電子回路の設計において重要な役割を果たします。特に、交流信号に対しては、キャパシタンスによって信号の位相や振幅に影響を与えるため、回路の動作に重要な要素となります。

目次