「発振器」とは、電気信号を生成するための装置で、特定の周波数での信号を持続的に出力することができます。主に無線通信や電子機器で使用され、信号の周波数や波形を制御する役割を果たします。
発振器にはいくつかの種類がありますが、一般的には以下のようなものがあります。
1. LC発振器：インダクタンス（L）とキャパシタンス（C）を用いて発振します。共振回路を利用して、特定の周波数で信号を生成します。
2. クリスタル発振器：水晶振動子を使用して高精度な周波数を生成します。安定した出力が求められる用途に広く使用されています。
3. RC発振器：抵抗（R）とキャパシタンス（C）を組み合わせて発振します。比較的簡単に構造を組むことができ、低周波数の信号生成に利用されることが多いです。
発振器は、無線通信においては搬送波を生成するために不可欠な要素であり、受信機や送信機の性能に大きく影響します。また、発振器の特性や安定性は、通信の品質や信号の忠実性にも関わってくるため、非常に重要です。