LSZH被覆とは、「Low Smoke Zero Halogen(低煙無ハロゲン)」を意味し、通信ケーブルの絶縁層に使用される特殊な被覆材料のことを指します。この被覆は、火災時にケーブルが燃焼しても煙の量が少なく、有害なハロゲン化合物が放出されない特徴があります。これにより、火災時の視認性や呼吸の安全性が向上し、避難や消防活動を妨げません。
主に都心のビルや地下街、駅、病院などの避難経路や密閉空間内の配線に利用されることが多いです。特に火災の際に煙や有毒ガスの発生を抑える必要がある場所で重宝され、公共性の高い施設や環境安全の観点から採用が進んでいます。こうした場所では、火災による被害を最小限に抑えるために、LSZH被覆が標準仕様となるケースが増えています。
LSZH被覆の特徴は、ハロゲン元素(塩素や臭素など)含有を抑えた材料を用いている点です。これにより、燃焼時の煙・ガスの毒性が低減され、火災時の安全性が大きく向上します。また、煙の発生量が少ないため、非常に狭い空間や避難経路においても視認性の確保や呼吸のリスク低減に寄与します。こうした特性を活かし、通信インフラの安全性と信頼性を高めるために採用されています。
