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QinQ

- キンキュウ -

QinQとは、イーサネットフレームに複数のVLAN(仮想LAN)タグを二重に挿入する技術のことです。通常のVLANタグは1つですが、QinQでは内側(顧客側)と外側(サービス提供側)に2つのタグを付加し、トラフィックを階層的に識別・管理します。これにより、サービス提供者は顧客ごとに異なるVLANをまとめて、一つの回線で効率よく伝送できます。

QinQが使われる主な理由は、複数の顧客ネットワークを単一の物理回線上で安全かつ独立して管理できる点にあります。特に大規模な通信事業者やデータセンターなどで、顧客ごとのネットワーク区分を保持しながら、ネットワーク構築や管理を簡素化する際に用いられています。たとえば、都市内の広域イーサネットサービスや仮想専用線(VPN)環境での利用が典型的な応用例です。

仕組みとしては、顧客が設定したVLANタグ(内側タグ)の前にサービス側が独自のVLANタグ(外側タグ)を付加します。これにより、サービスプロバイダ側では外側タグのみを判別して転送し、顧客側の細かいVLAN管理はそのまま維持できます。この多層タグ付けにより、大規模なVLAN統合や冗長化が可能となり、柔軟なネットワーク設計を支えています。

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