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C/N比

- C/Nヒ -

「C/N比」とは、通信における信号対雑音比を指す用語です。Cは「Carrier(キャリア)」、Nは「Noise(ノイズ)」の略で、信号の強度と雑音の強度の比率を示します。具体的には、受信した信号のパワーを、その信号に影響を与える雑音のパワーで割った値です。この比率は、通信の品質を評価する重要な指標となります。

C/N比が高いほど、信号が雑音に対して優位であることを示し、通信がクリアで安定する可能性が高まります。逆に、C/N比が低い場合は、雑音が信号に対して強く、通信の品質が劣化するリスクがあります。通常、C/N比はデシベル(dB)で表現され、C/N比が10 dB以上であれば良好な通信状態とされることが多いです。

この指標は、無線通信やデジタル通信の設計、評価、トラブルシューティングなどにおいて非常に重要であり、通信システムの性能向上に向けた改善策を考える際の基準としても利用されます。

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