「カウンターポイズ」とは、無線通信においてアンテナの性能を向上させるために使用される構造や技術を指します。具体的には、地面や周囲の環境との相互作用を改善するために、アンテナの下部に設置される導体や金属板のことを指します。
カウンターポイズは、特に地上波通信において重要な役割を果たします。アンテナが発する電波の一部は地面に反射されるため、適切なカウンターポイズを配置することで、反射波の影響を最小限に抑え、信号の品質や伝送距離を向上させることができます。また、カウンターポイズはアンテナのインピーダンスを調整する役割も果たし、より効率的な送受信が可能になります。
設置方法や形状は様々で、特定の周波数帯域や使用環境に応じて設計されます。これにより、効果的な通信を実現するための重要な要素となります。