ポリシングとは、ネットワークにおけるトラフィック制御の一手法で、データの送信速度や通信量を一定の基準に制限することを指します。これにより、ネットワーク混雑の緩和や帯域の公平な分配が可能になります。特にQoS(Quality of Service)の一環として、通信品質を維持する役割を担っています。
ポリシングが使われる主な理由は、ネットワーク資源の効率的な利用と公平性の確保です。例えば、同時に複数のユーザーが接続している環境では、一部のユーザーが過剰な通信量を使うことで他のユーザーの通信に影響を及ぼすことがあります。ポリシングによりそうした過剰な通信を制限し、サービスの品質低下を防いでいます。具体的には、企業のLANやISPのネットワークで、通信速度の管理や不要なトラフィックの抑制に活用されます。
ポリシングの仕組みは、あらかじめ設定したトラフィックの閾値を超えた場合に、パケットの破棄や遅延を行うことで通信量を抑制します。これに対し、トラフィックシェーピングはデータ送出を平滑化して遅延させる方法で、両者を使い分けることでより柔軟なトラフィック制御が実現されます。
