SDP(Session Description Protocol)は、音声や映像などのマルチメディア通信において、通信セッションの情報を記述・交換するためのプロトコルです。特にVoIP(Voice over IP)環境で重要な役割を持ち、通信を開始するために必要な媒体の種類やコード化方式、ネットワークアドレスなどのセッション情報を伝達します。
SDPが利用される主な理由は、異なる通信端末やシステム間で共通のセッション設定情報を正確に共有できる点にあります。これにより、音声通話やビデオ会議などで適切なメディア形式を選択して接続が確立されます。具体的な応用例としては、SIP(Session Initiation Protocol)による呼制御メッセージ内でSDPが使われ、接続時のメディアネゴシエーションが行われます。
SDPの特徴として、テキストベースで人間も読みやすい形式で記述されるため、デバッグや拡張がしやすい点が挙げられます。また、媒体情報の柔軟な記述が可能であるため、多様なメディアタイプやネットワーク環境に対応できる利便性があります。
