シングルモードファイバ(Single-Mode Fiber、SMF)は、光ファイバの一種で、光信号を単一の伝搬モードで通すことができる光ケーブルです。これにより、信号の散乱や重複を抑え、伝送距離が長くても高いデータ伝送品質を維持できます。主に波長1310nmや1550nmの赤外光を用いて通信が行われます。
シングルモードファイバは、主に遠距離通信や高速ネットワークに適しています。大容量のデータを長距離にわたって低損失で伝送できるため、通信事業者のバックボーン網や都市間のネットワーク接続に広く使われています。また、データセンター間の接続や高速インターネット回線でも活用されています。
仕組みとしては、コア径が約8〜10μmと非常に細く、光が一本のモードのみで伝わるため、モード分散がほとんど発生しません。この特徴により、マルチモードファイバに比べて高い帯域幅と長距離伝送が可能となり、将来の高速通信にも対応しやすい構造となっています。
