一陸特を勉強している際に少し悩むのは、一体どれぐらいの過去問を勉強すればいいのかというところじゃないでしょうか?
一陸特の問題は、基本的には殆どが過去問から出題されており、新しいタイプの問題も出題されますが、それでも全体24問中で見れば、1問程度といったところです。
つまり過去問さえ、しっかり解けるようになっておけば十分独学で合格可能な国家資格と言えるわけですね。
今回は皆さんのそんな疑問に、当サイトで保有する試験データを基に、「今期の問題は、過去何期分の過去問からの出題なのか?」について徹底的に分析して見ました。
今回の分析手法は、当サイト独自のものになるので、見解が多少異なる場合もありますが、あくまでも参考程度にご覧ください。
一陸特の申請受付期間: 2026年8月1日 ~ 2026年8月20日
申請受付当サイトに掲載している過去問を元に、一陸特アプリにて試験勉強ができるようにしてありますので、よろしければ勉強用に使ってください。
この記事でいう「問題パターン」とは
一陸技では、同じテーマでも、毎回まったく同じ問題が出るとは限りません。
たとえば、ある分野について、
- 数値だけを変えた計算問題
- 問い方を変えた正誤問題
- 選択肢の並びを変えた問題
- 同じ原理を別の設定で問う問題
が出ることがあります。
このような問題を、問題文の意味や出題の形が近いかどうかでまとめたものが、この記事でいう「問題パターン」です。
そのため、「過去問と一字一句同じ問題が再び出る」という意味ではありません。
むしろ、似た問題を見たときに、考え方を使い回せる状態になっているかを見るための分類です。
分析の見方
ここでいう「開催回」は、ひとつの試験実施回を表します。
グラフでは、ある開催回に出た問題について、「同じ問題パターンが何開催回前に出ていたか」を集計しています。
なお、分析対象期間より前に出ていた問題であっても、対象データ内では初めて確認された場合は「初出」として扱われます。
「初出」は、必ずしも試験史上まったく新しい問題という意味ではありません。
また、分析対象や分類方法によって結果は変わり得ます。過去問学習の優先順位を決めるための参考情報としてご覧ください。
過去問カバー率:過去何開催回分を解けばよいか

このグラフは、ある開催回に出た問題パターンのうち、直前の何開催回分を解いていれば見覚えのある問題パターンとしてカバーできたかを示しています。
グラフの見方
- 横軸:遡って解く開催回数
- 縦軸:出題パターンをカバーできる割合
- 青い実線:分析対象の全開催回における平均的なカバー率
- 薄い帯:開催回ごとのばらつきが大きすぎない範囲
- もう1本の線:最新開催回だけを見た場合のカバー率
たとえば、横軸が「4」の位置でカバー率が高ければ、直前4開催回分の過去問を理解しておくことで、その開催回の多くの問題パターンに対応できた、という意味です。
このグラフから分かること
注目したいのは、「何開催回分まで遡ると、線がだんだん横ばいになるか」です。
最初の数開催回でカバー率が大きく上がり、その後は伸びが小さくなる場合、そこが過去問演習の優先範囲を考える目安になります。
ただし、カバー率が高いからといって、すべての問題が解けるわけではありません。
同じ問題パターンでも、
- 公式を覚えているだけで計算できるか
- 条件が変わっても解法を使えるか
- 関連する基礎知識まで理解できているか
によって、実際の得点は変わります。
このグラフは、「どこまで遡れば、出題パターンとしては効率よく学べそうか」を見るものです。
問題パターンの再登場間隔:どのくらい前の問題が再び出るか

このグラフは、各開催回で出た問題が、同じ問題パターンとして見たときに、何開催回前から再登場したものかを積み上げで示しています。
グラフの見方
- 横軸:開催回
- 縦軸:問題数
- 色:前回出題された開催回からの間隔
色の意味は次のとおりです。
- 初出:分析対象内で初めて確認された問題パターン
- 1回前:直前の開催回にも出ていた問題パターン
- 2〜3回前:少し前の開催回から再登場した問題パターン
- 4〜6回前:ある程度間隔を空けて再登場した問題パターン
- 7回以上:かなり前の開催回から再登場した問題パターン
このグラフから分かること
このグラフでは、「直近の過去問だけでは足りないのか」「数開催回前の問題も継続して重要なのか」を確認できます。
たとえば、2〜3回前や4〜6回前の色が多い科目では、最新回だけを繰り返すよりも、少し前まで遡って幅広く演習する方が有利です。
一方で、1回前の問題パターンも一定数ある場合、直近回を「次は出ないだろう」と省くのはおすすめできません。
直近の問題を除外するためのグラフではなく、どの範囲にも再登場の可能性があることを確認するためのグラフと考えてください。
優先して復習したい問題パターン(頻出 × 未出題間隔)

このグラフは、過去問の中から、今の復習候補として優先度が高い問題パターンを並べたものです。
「頻出であること」と「しばらく出ていないこと」の両方を考慮して、復習の優先順位を付けています。
これは出題予想ではありません
まず重要なのは、このグラフは、
上位にある問題が次回必ず出る
という意味ではないことです。
一陸技の出題を確実に予測することはできません。
このグラフは、過去の出題記録をもとに、まだ十分に復習できていない場合、先に解き直す価値が高そうな問題パターンを見つけるためのものです。
つまり、「次回に出そうだから賭ける」ためではなく、取りこぼしやすい頻出分野を、復習計画の上位に置くために使います。
優先度はどのように決めているか
優先度は、次の2つを組み合わせて計算しています。
- 頻出度:過去の複数の開催回に登場しているか
- 未出題間隔:最後に出てから、どのくらい開催回が空いているか
頻出度を60%、未出題間隔を40%として重み付けしています。
- 頻出度が高い問題パターン
→ 過去に繰り返し出題されているため、学習の土台として重要 - 未出題間隔が長い問題パターン
→ 最近は見かけていないため、直近回だけを解いていると見落としやすい
この2つを組み合わせることで、単に「昔の問題」や「一度しか出ていない問題」ではなく、何度も出ているのに、最近の演習範囲からは抜け落ちやすい問題パターンを探しています。
なお、1回しか確認できない問題パターンは、この優先順位の対象から外しています。
出題実績が少なすぎる問題まで上位に出すと、優先順位の根拠が弱くなるためです。
グラフの見方
- 縦軸:問題パターンを代表する問題名
- 横軸:復習の優先度スコア
- 棒が長いほど、頻出度と未出題間隔を合わせた復習優先度が高い
このスコアは、合格可能性や次回の出題確率を表すものではありません。
また、科目ごとに計算している相対的な順位なので、別の科目のスコアと直接比較することもできません。
見るべきなのは、「この科目で、次にどの問題パターンから解き直すか」という順番です。
学習への使い方
おすすめの使い方は次のとおりです。
- グラフ上位の問題パターンを確認する
- その問題パターンに属する過去問を数問解く
- 正解しても、なぜその答えになるかを説明できるか確認する
- 間違えた場合は、公式・定義・原理まで戻る
- 数日後に、数値や言い回しが異なる類題をもう一度解く
特に、計算問題や判断問題では、「答えを覚えている」だけでは不十分です。
数字、条件、選択肢の順番が変わっても解けるかを確認してください。
優先度が高い問題パターンの扱い方
優先度が高い問題パターンを見つけたら、その問題だけを1問解いて終わりにするのではなく、関連する複数の問題をまとめて復習するのがおすすめです。
たとえば、同じ計算の考え方を使う問題が複数ある場合は、
- 公式を使えるか
- 単位や条件を読み落とさないか
- 数値が変わっても途中式を立てられるか
- 近い概念との違いを説明できるか
まで確認すると、実際の試験での対応力につながります。
このグラフの役割は、「何を暗記すれば当たるか」を示すことではなく、「次にどの弱点候補を点検するか」を示すことです。
過去に出た問題パターンの再登場間隔:出題のばらつきを見る

このグラフは、各開催回に出た問題パターンについて、前回出題からどの程度間隔が空いていたかを、代表的な値で示したものです。
グラフの見方
- 中央値:その開催回で見られた、典型的な再登場間隔
- p90:再登場間隔が長い方から見た水準
(大半の問題より長く空いていた問題パターンの目安) - 最大値:その開催回で、最も長い間隔を空けて再登場した問題パターン
ここでは、今回初めて確認された問題パターンは含めていません。
このグラフから分かること
このグラフは、受験者が「最大何開催回分まで絶対に解くべきか」を決めるためのものではありません。
最大値には、かなり前の問題パターンがたまたま再登場したケースが含まれます。
そのため、最大値だけを見て、非常に古い過去問まで機械的にすべて遡る必要がある、と判断するのは適切ではありません。
見るべきなのは中央値とp90です。
- 中央値が低い
→ 多くの問題パターンは比較的最近の過去問から再登場している - p90が高い
→ 一部には、少し古い過去問から再登場する問題パターンもある
つまり、過去問学習では、直近回を軸にしつつも、古めの問題を完全に切り捨てず、重要な問題パターンは定期的に復習することが大切です。
一陸特・工学の結論
一陸特の工学は、まず過去8開催回分を確実に解ける状態にするのがおすすめです。

過去問カバー率を見ると、全開催回の平均では、過去6開催回分で約53%、7開催回分で約63%、8開催回分で約70%、9開催回分で約75%の問題パターンをカバーしています。直近の令和8年6月開催回では、過去8開催回分で約85%、9開催回分で約89%、10開催回分まで遡ると約94%をカバーできています。

そのため、時間が限られている場合でも直近8開催回分を優先し、余裕があれば9〜10開催回分まで範囲を広げるのが効果的です。
一陸特の工学は、4〜6開催回前だけでなく、7開催回以上前の問題パターンも多く再登場しています。直近の問題だけを繰り返すよりも、少し古い過去問まで含めて幅広く復習することが大切です。

復習では、静止衛星通信の特徴、パルスレーダーの最大探知距離、抵抗値から求める電流、マイクロ波通信の周波数配置、デジタル変調方式、同軸ケーブル、周波数成分を求める測定器、PSK、地上系マイクロ波通信、回線割当て方式、合成抵抗など、優先度グラフの上位にある問題パターンから確認すると効率的です。

一陸特の工学では、公式や用語を暗記するだけでなく、通信方式や設備がどのように動作するのか、数値や条件が変わると何が変化するのか、なぜその式や選択肢が正しくなるのかまで理解することが重要です。問題文や数値が変わっても、自力で解ける状態を目指しましょう。
一陸特・法規
一陸特の法規は、まず過去6開催回分を確実に解ける状態にするのがおすすめです。

過去問カバー率を見ると、全開催回の平均では、過去4開催回分で約69%、5開催回分で約78%、6開催回分で約82%、8開催回分で約86%の問題パターンをカバーしています。直近の令和8年6月開催回では、過去5開催回分で約87%、6開催回分で約92%、8開催回分まで遡ると100%をカバーできています。

そのため、時間が限られている場合は直近6開催回分を優先し、余裕があれば8開催回分まで広げるのが効果的です。
一陸特の法規は、2〜3開催回前と4〜6開催回前の問題パターンが多く、少し前まで遡った過去問演習が重要です。一方で、直前の開催回から再登場する問題も毎回見られるため、最新回を「次は出ない」と考えて省くのはおすすめできません。

復習では、電波の発射停止、業務書類の備え付け、周波数等の変更命令、免許状記載事項の遵守、無線局免許の取り消し条件、電波利用料、無線局の開設、電波法における定義、予備免許中の変更、総務大臣への報告義務など、優先度グラフの上位にある問題パターンから確認すると効率的です。

法規では、条文や数値を丸暗記するだけでは不十分です。誰に義務や権限があるのか、どの条件で適用されるのか、原則と例外は何かまで理解し、選択肢の表現や条件が変わっても自力で正誤を判断できる状態を目指しましょう。
直近の問題は出題されない?
またその他の出題傾向になりますが、直近問題を省く必要があるかどうかですが、今回当サイトで分析した結果では、1期前の問題も普通に出題されていることが確認できました。
ただし、出題割合としては2〜3問程度になるので、効率という面では他の期を重点的に学習するのも良いかと思います。
そのため、特に直近の出題問題の勉強を省く必要はなく、あくまでも6期(2年分)の過去問をしっかりと勉強すれば、問題なく合格できるかと思います。
まとめ:一陸特は「工学8開催回・法規6開催回」を軸に学習する
一陸特の過去問を問題パターンとして分析すると、まずは次の範囲を確実に解ける状態にすることが、効率のよい学習の目安になります。
| 科目 | まず取り組む範囲 | 余裕がある場合 |
|---|---|---|
| 工学 | 過去8開催回分 | 過去9〜10開催回分 |
| 法規 | 過去6開催回分 | 過去8開催回分 |
工学は、過去8開催回分まで遡ることで、直近の開催回に含まれる問題パターンの約85%をカバーできています。さらに9〜10開催回分まで広げると、約9割以上をカバーできるため、工学は比較的古い過去問まで取り組む効果が大きい科目です。
法規は、過去6開催回分で直近開催回の問題パターンの約92%をカバーできています。まずは直近6開催回分を確実に解き、余裕があれば8開催回分まで広げるのがおすすめです。
ただし、これは「過去問とまったく同じ問題が出る」という意味ではありません。数値、条件、図、用語、選択肢の表現が変わっても、同じ考え方で解ける問題を同じ問題パターンとして集計しています。
また、一陸特では、直前の開催回から再登場する問題パターンも継続して見られます。「最新回の問題は次には出ない」と考えて省くのではなく、最新回を含めて復習することが大切です。
学習を進める際は、次の順番がおすすめです。
- 工学・法規ともに、直近の過去問から解き始める
- 間違えた問題を、答えではなく考え方ごとに解き直す
- 工学は過去8開催回分、法規は過去6開催回分まで広げる
- 余裕があれば、優先度の高い問題パターンと古い開催回の問題を追加で復習する
特に工学は、公式や用語を覚えるだけでなく、通信方式・回路・電波伝搬の仕組みを理解し、数値や条件が変わっても解ける状態を目指しましょう。法規は、条文や数値の暗記に加えて、誰に義務や権限があるのか、どの条件で適用されるのか、原則と例外は何かまで確認することが重要です。
過去問を「何年分解いたか」だけで終わらせず、間違えた問題パターンを繰り返し復習することが、一陸特の得点力を安定させる近道になります。
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機能一覧(簡易版)
| カテゴリ | 主な機能 | 無料 | ベーシック | AIライト | AIスタンダード | AIプレミアム |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ダッシュボード刷新 | 学習状況の見える化 | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| AI学習診断AI限定 | 今日を診断する / 弱点トピック診断 | — | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| ダッシュボードAI限定 | AIアドバイス(学習状況に応じた提案) | — | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 演習アプリ | 検索 / 難易度 / 頻出度 / 開催回別など | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 開催回出題直近制限 | 過去問を「開催回」単位で解く(直近回数の上限あり) | 直近6回 | 直近12回 | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
| ランダム出題 | 条件に応じたランダム出題 | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| パーソナライズ演習AI限定 | 未出題重点 / 直近限定 / 復習最適化(機能拡張) | — | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| AIクレジット強化 | AI問題解説 / メモ連携 / 生成回数(プラン別) | — | — | 月100 | 月300 | 月1000 |
| AIフロンティアモデル | 最高品質のAI解説 | — | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 学習履歴 | 学習レポート / 履歴 / 達成度 / 習熟度 | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 広告非表示 | 広告なしで学習 | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
機能一覧(詳細)
ダッシュボード (AIアドバイス・AI学習診断はAIプラン限定)
| 機能 | 無料 | ベーシック | AIライト | AIスタンダード | AIプレミアム |
|---|---|---|---|---|---|
| ダッシュボード (学習状況の見える化) | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| 今日を診断する (今日取り組んだ問題から理解状況と見直しポイントを整理) AIプラン限定 | — | — | — | 5クレジット/回 | 5クレジット/回 |
| 弱点トピック診断 (誤答傾向から弱点の原因と覚え直すポイントを分析) AIプラン限定 | — | — | — | 10クレジット/回 | 10クレジット/回 |
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| 機能 | 無料 | ベーシック | AIライト | AIスタンダード | AIプレミアム |
|---|---|---|---|---|---|
| 試験開催選択機能 | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
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| ランダム出題 | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
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| 項目 | 無料 | ベーシック | AIライト | AIスタンダード | AIプレミアム |
|---|---|---|---|---|---|
| 過去問PDF閲覧 | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
| ファイルDL | — | ✔️ | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
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